AMCパートナーズでは、将来、事業承継をしたいとお考えの先生方に、それでは、今から、承継希望者さんたちが「継ぎたい」「買いたい」と思うようなクリニックにしましょう!と「リバイバル・プラン」というサービスを提供しております。これは、承継・購入を検討される方が「よく分からない」と不安に思われる部分をクリアにし、かつ、魅力あるクリニックにすることにより価値を上げるサービスで、具体的には、
| ① 財務の改善・健全化(財務コンサルティング)
② 組織の改善・自走化(人事コンサルティング) |
を実施し、優良な「承継物件」にリバイバルするのです。
これで、承継希望者が色々調べる「手間」や決断する「時間」が省かれ、かつ、価値を見出してもらえるため、優良な承継先として成約を早めることに大いに寄与しております。
承継は「そのうち」と思っていても、その準備をしていなければ上手くいきませんし、上記の① 財務改善、② 組織マネジメントは現時点での業務改善にも繋がりますので、将来を踏まえた上、今から取り組みたい方は、是非、ご連絡下さい。
【これからは、財務・組織だけのリバイバルでは通用しない】
冒頭、承継をお考えの先生方へ「リバイバル・プラン(財務改善・組織マネジメント)」を提供し、クリニックの価値を高める支援をさせて頂いていると申しましたが、昨今、この市場にも「医療DX」という新たな価値観が加わり始めました。つまり、財務内容が健全で組織がきっちりしていても、余りにも院内がアナログであれば、承継後の投資額も増えるでしょうし、機器を導入することになれば模様(配置)替も必要になります。
また、それに伴い、これまでのやり方に慣れ切ったスタッフの教育も行わなければいけませんし、それができて効率化が実現すれば、恐らく、余分なスタッフを整理しなければいけませんので、想定以上に手間とお金が掛かると思われ、どうしても躊躇してしまうというケースが増えているのです。
ご存知の通り、厚生労働省では2030年までに電子カルテ普及率100%を目指し『医療DX令和ビジョン2030』を掲げ、医療の質と効率を飛躍的に高めるために診療報酬の加算や補助金等の施策を続々と打ち出しています。
また、患者さんも「インターネット予約」「キャッシュレス」「オンライン診療」といったデジタル化による利便性に慣れてきていることから、もし、何も手を打っていないのであれば、患者さんにも承継者にも選ばれないクリニックになってしまいます。
【そもそも、「医療DX」とは何なのでしょうか?】
今号でも普通に使用しており、世間でも当然のように使われている『医療DX』という言葉ですが、そもそも、どのような意味なのかご存知でしょうか。今さら聞けないという先生もおられるかも知れませんので、ここで「おさらい」をしておきます。 まず、『DX』という言葉ですが、これは、「デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)」の略で、デジタル技術を活用して社会や企業の仕組み・文化・価値を根本的に変革するという意味で、単なるITの導入ではなくビジネスモデルや働き方そのものを再構築する動きまでを指します。
ちなみに、Digital Transformationの頭文字なら「DT」なのですが、Xはtransを略す記号として使われることがあるため、長い語句を短く表現するために使用されているのです。
そして、医療DXとは、医療・保健・介護の分野において、デジタル技術を活用してサービスの質と効率を根本的に向上させる取り組み、具体的には、保健・医療・介護の各段階で発生する情報やデータをクラウドなどの基盤を通じて共有・標準化し、国民がより良質な医療やケアを受けられるよう社会や生活の形を変えるということなのです。
【それでは、クリニックで医療DXとは何をすれば良いのか?】
医療DXを理解したところで、それでは、クリニックでは具体的に何をすれば良いのかという話になりますが、恐らく、先生方のところには色々な業者さんから営業や提案があり、訳が分からなくなっている先生も少なくないのではないでしょうか。とは言うものの、医療DXが「サービスの質」と「働き方の再構築」を謳っていることから、やることの判断基準は明確で、
| ① 患者満足度が上がるのか
② 職員の業務負担軽減・効率化になるのか |
という、この2点に絞って考えれば良く、①であれば、予約の取りやすさ、待ち時間の短さ、診療の効率化、お金を準備しなくても良い便利さ、診察内容の分かりやすさ等に繋がるものになりますし、②であれば、業務作業量・手間の軽減、無駄な事務作業の削減等に繋がるものになります。
今号にて、承継準備について、また、それに医療DXが伴い始めていること、及び、その具体的な考え方等をお伝えしましたが、準備を始めるなら、是非、早目にご相談下さい。


