
ホーム > クリニック経営情報 > 新規開業医の悲しい物語 > 第14話

融資に必要な書類を揃え、保証人が2人必要という事なので、仕方なしに家内と親父にお願いした。
家内は渋々ではあるが承諾してくれた。
あとは親父だ。今までの経緯から非常に頼みにくい。しかし、背に腹は代えられない!勇気を振り絞って親父の家に行った。
「親父…、お願いがあるんだけど…。」
「保証人か。それはそれで構わないから、少し話を聞かせろ!」
何も言わないうちから、あらかじめ用件は分かっていたようだ。自分が援助を断った段階で、息子が多額の借金を抱えるのは分かっていたので、保証人の依頼をして来るであろうと待っており、その時に色々と話を聞こうと決めていたらしい。
「幾ら借りるんだ?」
「…よ、4,600万円」
「そうか、で、毎月幾ら返済するんだ?」
親父にしてみれば、この程度の金額では何ともないらしい。
「確か…、毎月30万ぐらい」
「ふうん、少ないな。返済期間は何年だ?」
「20年」
「そうか、長いな。ざっと計算すると…、ん?金利3%を超えないか?」
「確か、3.225%とか…。」
「なっ!さ、3.2%!?世の中これだけ低金利なのに、わざわざ何故こんな高い金利で借りたんだ!どれだけの銀行を比べたんだ!!」
とても、「比較してませ~ん」と言える状況ではない。
しかし、親父の反応を見ると、そんなに高い金利なのか…。