2007. 2. 1
ご挨拶いたします!(前書き)

Category ご挨拶

「何でもさせて頂きます!」と勢いよく会社を立上げ、クライアント様のために走り続け、早いもので5年が経ちました。

 その間、本当に色々なご相談を受け、こちらとしても悩みながら解決していく中で、少しずつではありますが、現場のノウハウみたいなものが増えて来ました。
 

これらのノウハウは、現場からの声が基本になっておりますので、院長先生にとっては使えるネタばかりです。

  この度、私どものホームページをリニューアルしたのを機会に、これらの情報を広く皆さんにお伝えしようと考え、少しずつ定期的に、ご紹介させて頂くこととしました。
 是非、日常の業務や戦略策定にお役立て下さい。

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2007. 4. 27
21日産経新聞夕刊で紹介されました

Category 新規開業医の悲しい物語

このブログ、開業医の為の「こぼれ話」は50話をもちまして一旦終了いたしましたが、果たしてどれだけの方々が読まれているのか気になるところでありましたが、4月21日の産経新聞夕刊にて、「ブログ人」という企画の記事に掲載されました、離婚カウンセラーとしてTV出演などでもご活躍の、株式会社エンジェル  代表 山崎世美子さまにこのブログをお読みいただいておりまして、掲載記事の中で「一押しブログ」というかたちでご紹介いただきました。

開業医の方やこれから開業をしようとお考えのドクターの為に書き始めたブログですが、いろいろな方にお読みいただいていたことは書いていて何よりうれしい限りです。

次作ブログも現在執筆中ですので、是非ともいろいろな方にお読みいただけるよう、がんばって執筆いたします。

ありがとうございました。

4月21日産経新聞夕刊で、開業医の為のこぼれ話が紹介されました

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2007. 4. 24
今だから…。 (最終話)

Category 新規開業医の悲しい物語

大川先生は、一通り話終えると一気にグラスを空け、お代わりを注文されました。

「すまんね、私ばかり話して…」

「いえ、それより、その後どうなったんですか?」

「ははは、幸いみんな近所のスタッフだったから、全員に電話をしてひたすら謝って来てもらったんだけどね。」

「そうだったんですか~、どうなることかと思いましたよ。しかし…、ご苦労されたんですね。ですが先生、そんな開業状態から、よくぞ今の隆盛を築かれましたね。どう考えても、当時の状態から、今の状態へワープされたようなイメージですよ!」

「ははは、隆盛なんてとんでもない!ひたすら、自分の信じた道を1歩1歩進んでいるだけで、何も特別なことはしてないよ。しかし、初年度は大変だったなあ…。初日から毎日が修羅場だったよ。」

「先生、特別なことはされていないと仰いますが、他の医院に比べて明らかに患者も多いですし、スタッフも優秀と思います。開業されてから、今までに一体何があったのですか?地道に真面目にやっているだけで、ここまでにはならないと思います。」

「う~ん、色々あったなあ…、ただ、ひとつ言える事は、心の底からこの医院と心中する覚悟を決め、心の底から自分と接する人々、患者さんも従業員も幸せになって欲しいと思い出した頃から変わり始めたのは事実かな…、キーポイントは…、おっと、もうこんな時間か。明日も診察だから失礼するよ。今日は初心に戻る事が出来て楽しかったよ!」

と、言い残して、先生はタクシーに乗り込みました。

「“勝ち組”に見える大川先生でも苦労したんだなあ…。しかし、どうやって…?気持ちの変化だけで全て上手くいくものなのか?また、開業後の成功話を聞かなければ…!」

そう、心に決めて、その日を楽しみにしながら店を後にしました。

これまでの新規開業医の悲しい物語が小冊子になりました。ご希望の方はこちらをクリックしてください

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2007. 4. 23
いよいよ開業日:診療スタート!:後編(第49話)

Category 新規開業医の悲しい物語

結局、午前中の患者数は「ゼロ」だった。

あんなに宣伝したのに…。
内覧会では、ご婦人方が「必ず来るから」と喜んで粗品を持って帰ったのに…。

午後の休診時間中には、引続き花屋さんや、色々な飛び込みセールスマン、薬屋さんなどが相次いで来院。

更に、佐川氏も来た。

「先生、初日はこんなもんですって!いい休養だと思ってリラックスして下さいよ!」

リラックス出来るか!他人事だと思って…。

それよりも何よりも、一番驚いた来客は、“親父”だった。

そして、たった一言だけ言い残して帰って行った。

何て顔をしてるんだ!今のお前に診てもらいたい患者はいないだろう…。鏡を見て出直せ!」

確かに…。鏡に写る自分の顔を見て驚いた。追い詰められた受験生のような顔だ。

そう言えば、午前中の自分は、スタッフを叱り付けるわ、ドアが開くたびにそわそわして落ち着きがないわ、
家内を追い返すわ、岡野さんとケンカするわ…。

もし、患者さんがこのまま永遠に来なければどうしよう…。

借金は?生活は?とマイナス思考のみが支配していた。

午後診療からは、気持ちを入れ替えて“にこやか”になろう。
いいじゃないか、今日ぐらい患者さんが来なくても。

明日があるさ!

スタッフには謝ろう。そして、もう一度頑張ろう!と言ってみよう。

そう思ってみんなが出勤して来るのを待っていたが、出勤時間の3時45分になっても誰も来ない。

「まさか…!」

案の定、全員がスタッフルームに「辞表」を置いていた。

もうすぐ午後診が始まるのにどうすればいいんだ!

明日へ続く・・・

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2007. 4. 20
いよいよ開業日:診療スタート!:前編(第48話)

Category 新規開業医の悲しい物語

9時5分頃、早速、自動ドアが開いた。

「こんに…ちは。」

花屋さんだった。開院祝の花を届けに来てくれた。

9時10分頃、2回目のドアが開いた。今度こそ患者さんだ!荷物を持っていない!

「こんに…ちは。」

またまた花屋さんだった。大きな花だったので、廊下に置いて入ってきたので手ぶらだった訳だ。

手に持っている「伝票」が「健康保険証」に見えてしまった…。情けない…。

9時半頃、3回目のドアが開いた。今度こそ…!!

「こんに…ちは。何だ、何しに来たんだよ!」

家内だった。子供が学校に行った後、心配して見に来たらしい。
こちらとしては、何か恥ずかしいところを見られたようで、つい突っかかってしまった。

「…、ごめんなさい。頑張ってね。」

そう言い残して中に入らずに帰っていった。

その様子を見ていた看護師の岡野さんが、「先生、それは余りにもヒドくないですか?
奥様が心配して来られたのに追い返すなんて…」

とたまりかねた様子で詰め寄ってきた。

「ウチのことなんだから、アナタには関係ないだろ?いいから仕事して!」

「患者さんもいないのに何の仕事をすればいいんですか?私は看護師ですよ!」

「…。」

「それに…、先生は何をそんなにイライラしてるんですか!」

「アナタには言っても分からないよ!今日の日を私はどんな思いで迎えたか…!」

「だからって、周囲に不機嫌をまき散らしていいというものじゃないでしょう!」

「誰がまき散らしてるんだ!」

とうとう、お互い、感情をむき出しにして口論となってしまった。

初日から何をやってるんだか…。

明日へ続く・・・

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2007. 4. 19
いよいよ開業日:診療開始前:後編(第47話)

Category 新規開業医の悲しい物語

その後、立て続けに、看護師の岡野さん、岩木さん、受付の加藤さんが連れ立って出勤してきた。8時40分だ。

本来であれば、何の問題もない時間だ。しかし、イライラは止まらない。

「おはようございます!」
「おはようございま~す!今日から頑張りましょ~う!」

「初日なんだからさ、もう少し早く来てくれよ!」

3人の明るい笑顔が消えた。

「…、おはよう。」

3人が、しょんぼりして入ったスタッフルームには、これまた、しょんぼりした寺内さんが泣いていた(らしい)。

スタッフルームは基本的に男の私が覗くわけにはいかないので、これも後から聞いた話だが、どうやら、この先生には付いていけない!初日で緊張する気持ちも分るけど、男のヒステリーって最低!という話でまとまっていたそうだ。

私の方と言えば、初日から従業員に大きな不安を与えたことに気付かず、「これで院内が引き締まる!」と本気で思っていた。

能天気にもほどがある。自己中心というべきか。いずれにせよ、最低だ。

人のモチベーションを上げるのは正直難しいし、時間がかかることも多い。

しかし、下げるのは簡単で、しかも短時間で出来てしまう。

何となく暗い雰囲気の中、スタッフが準備を済ませ、いよいよ9時になった!!

さあ、この瞬間から忙しくなる!記念すべきクリニック新規開業の第1歩だ!

明日へ続く・・・

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